北国脇往還(近江路)

北国街道に続いて、「北国脇往還」を紹介していきます。
北国脇往還は、中山道関ヶ原宿から分れて北陸へと通ずる街道で、木之本で北国街道と合流します。
東海地方と北陸地方を最短距離で結び、古くから利用されていました。
古くは壬申の乱に登場するほか、戦国時代に賤ヶ岳合戦では羽柴秀吉が13キロ余を5時間で通り抜けて木之本に駆け付け、勝利のきっかけをつくったといわれています。
かつて大名行列が多く通過した道でもあります。
江戸時代には「北国道」「越前道」と呼ばれました。
「北国脇往還」の名称は明治時代になってからのものらしいです。
※それぞれの宿について説明を若干…。
木之本(ここで北国街道と合流)
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田部
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持寺
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井口
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雨森
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馬上(まけ)
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郡上
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小谷伊部宿(本陣が残る)
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野村(加賀百万石の前田家の殿様がよく利用した本陣がある)
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春照宿(「すいじょう」と読む。織田信長、秀吉、家康、等の名だたる戦国武将が駆けぬけた戦国の道)
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寺林
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藤川宿(歌人藤原定家が3年間程滞在し「藤川百首」をまとめた所)
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玉